「REAL ESCAPE SOUNDS」本日発売開始!
気がつけばまた1年間ブログを更新していなかった。
でも今日は書かないわけにはいかないので書きます。



リアル脱出ゲームサウンドトラック『TADAYUKI ITO WORKS"REAL ESCAPE SOUNDS"』が本日発売されます。
リアル脱出ゲームにはこれまで300曲以上の楽曲を提供しました。
その中から選びぬいた13曲を、オリジナルサウンドトラックとアレンジトラックの2枚に納めたのがこの盤です。
ジャケット&ブックレットのデザイン&イラストレーションは、様々な仕事でもご一緒しているカイブツの石井正信さんにお願いしました。





リアル脱出ゲームファンの方々の声が大きな力になり、このCDをリリースできることになりました。
本当にずっと前からたくさんの要望があったのですよ!
出せるタイミングをずっと見計らっていて、「きた!今だー!」となったのが去年の夏の終わり。



そこからTwitter上でひっそり楽曲人気投票をして、
それを元にSCRAPチームで曲目選考。以下のようになりました。



01. REGAME3 新・人狼村からの脱出 オープニングテーマ
02. REGAME2 サイレントキューブからの脱出 メドレー
03. マッド博士の異常な遺言状 オープニングテーマ
04. マグノリア銀行からの脱出 オープニングテーマ
05. ハートの女王からの脱出 オープニングテーマ
06. 月面基地からの脱出 エンディングテーマ
07. 潜水艦ポセイドン号からの脱出 オープニングテーマ
08. 残り10分のテーマ REGAME3バージョン(Short Ver.)
09. 海底監獄インペルダウンからの脱出 オープニングテーマ
10. 夜の展望台からの脱出 in 六本木ヒルズ オープニングテーマ
11. ある飛行機からの脱出 オープニングテーマ
12. 潜水艦ポセイドン号からの脱出 エンディングテーマ
13. リアル脱出ゲームZeppツアー エンディングテーマ



せっかくなので、「これらの曲を今の自分が料理したらどうなるか?」というテーマで
楽曲をアレンジし、2枚組でリリースすることが決定。
アレンジ版の曲目はこんな感じです。曲名は盟友飯田くんにつけてもらいました。
(原曲がどれなのかは、聴いてのお楽しみということで・・・)



01. KOTOKOTO…【ゲスト:綿貫正顕(Electric Guitar)】
02. 光… 影…【ゲスト:綿貫正顕(Electric&Acoustic Guitar)】
03. 夜の盗賊団の音楽【ゲスト:森 崇(ロボピッチャー : Drums) / 綿貫正顕(Electric&Acoustic Guitar)】
04. under the star light
05. load again a long way
06. critical 60‘【ゲスト:抹 a.k.a. ナンブヒトシ(Rap)/ 加藤隆生(ロボピッチャー:Voice)】
07. Time of Queen
08. チェロ弾きの讃歌【ゲスト:崎元蘭奈(Cello)】
09. ニューヨーク・ヘアカット【ゲスト:崎元蘭奈(Cello)】
10. セルフィッシュ・アイドル
11. Dream I saw in the observatory【ゲスト:四條美紗子(Labガールズ : Vocal)】
12. Spiral Life【ゲスト:サキタハヂメ(Musical Saw)】
13. ものがたりのはじまり【ゲスト:ロボピッチャー(加藤隆生:Vocal / 有田さとこ:Bass,Chorus / 森 崇:Drums)/ 飯田仁一郎(Limited Express (has gone?):Electric Guitar)】



ゲストミュージシャンは、
「この曲はこの人とやったら面白いんじゃないか?」と僕が思う人にお願いしました。
そしてもちろん僕も、あれこれ弾いたり吹いたり叩いたり歌ったりしています。



というわけで人選が固まり、レコーディングを開始したのが今年の1月。
しかし、日に日に過酷さを増す日々の仕事の隙間にレコーディングを入れるのは至難の業・・・
完成までにはそこから半年もかかってしまいました。



それぞれの楽曲については、書きたいことがたくさんあります。
いずれセルフライナーノーツとして、このブログに記したいと思っています。



CDのご購入は、当分はリアル脱出ゲームの各会場かSCRAP GOODS SHOP にて。



その他、苦労話は次回のブログで!
とりあえず完成ばんざい!!



 
JUGEMテーマ:音楽
| お知らせ | 17:58 | - | trackbacks(0)
突然、むしょうに音楽を聴きたくなった。
音楽を作る仕事をしていると、
自分の曲を聴いている時間がどうしても一番長くなる。
寝ている時間と食べている時間以外はだいたいいつも音楽を作っているので、
他のひとの音楽を聴く時間が非常に少なくなり、最近はすっかり自家中毒状態。
これは作る曲の幅も狭くなってくるし、大変よくない。

このままではいかん・・・もっともっといろんな音楽を聴いて刺激を受けたいし、
引き出しも増やしたい!

というわけで、1日1時間ぐらいは音楽を聴くことにしたのですが、
じゃあその間音楽を聴きながらブログが書けるな、と思ったわけです。

そんなわけで、あんまり深く考えず、脳の半分ぐらいを音楽に支配されながら、
なんか書いていきます。

まずは近況報告がてら、最近手がけたもののご紹介。

haruhi hunting
日本中に散らばった707個のカケラを探し撮影して、
『涼宮ハルヒの憂鬱』の新作ムービーを制作するというプロジェクト、現在進行中!
中村洋基さんとのお仕事は、本当に毎回ワクワクする。
めちゃくちゃ考え、そして気づき、精神と時の部屋に入ったような効果がある。
僕は期待に応えられるように、ただただもう楽しみながら、頑張るだけです。

リアル脱出ゲーム

相変わらず大変な盛り上がりをみせている!毎月複数の新作公演の音楽を作ってます。
とてもタイトな制作時間の中、特に今回のONE PIECEとのコラボは、音楽作りも今までで一番難しかった。
なにせONE PIECEには確固たる世界観がある。でも僕が音楽をつけるのはそこではない。
ONE PIECEの世界の中にSCRAPが作った新しいドラマ、そしてそれを体験するプレイヤーの気持ちを音楽にしなければいけないのだ。

パズルガールズ

リアル脱出ゲームから派生したアイドルグループ。
僕は普段歌ものの制作はほとんどしないので、「おお、流行りのアイドルチックな仕事を体験できる!」ぐらいの気持ちで関わり始めたものの、もう今やその頃の牧歌的な空気が懐かしくなるぐらい、急速にアイドル力を高めた現メンバー達。
最新シングルも、OTOTOYのチャートで現在トップを独走中。
今後は、公演のテーマソング的なナンバーだけじゃなくて、もっと自由な音楽を世の中に放り投げたいな。


おっとここで今日の音楽リスニングタイムおしまい。
ブログもここでおしまい。

また後日音楽を聴きながら、続きを書きます。
言いたいことがあるけど、何も言えてなかった。

| 活動の記録 | 01:05 | - | trackbacks(0)
TOYOTA FV2 インタラクティブエキシビジョンと、TOYOTOWN「THE DOOR」
こんにちは。伊藤です。
東京に来てからのほぼすべての時間を仕事場で過ごし、
ひたすらエンドレスで作曲をしております。
本当にこの日々はいつ終わるのかといった状況ですが、
出来上がった作品の告知がまるで出来ていないことに気づき、
取り急ぎ、期間が限られているものについてお知らせします。

まずは、TOYOTA FV2 インタラクティブエキシビジョン!
東京モーターショー2013で世界初公開されたトヨタのコンセプトカー「FV2」。モーターショー会場で行われるエキシビジョンの音楽と、FV2から出るサウンドや声のデザインを全て担当させていただきました。是非会場でご体験ください!12月1日までなので急いで〜!
USTREAMやスマホアプリでも観られますが、できれば会場で!


そして、TOYOTOWN x SCRAP「THE DOOR」!
こちらも音楽や効果音を担当しました。どこでもドアで世界をめぐり、未来からきたクルマFCVの謎を解き明かしてください!

どちらも、思い入れと愛がいっぱい詰まった作品です!
これらのお仕事に関する後日談は、また落ち着いたらゆっくり書きたいと思います。
ひとまず、ご体験くださいませ。
JUGEMテーマ:音楽

 
| お知らせ | 06:36 | - | trackbacks(0)
東京移転のおしらせ
単刀直入にお知らせします。

このたび東京へ仕事場を移転しました。

理由は、簡単に言うと「ちょっと気分を切り替えたい」ということですが、
複雑に言うと、そんな単純なことではありません。

これまでずっと地元密着で、毎日こつこつ音楽を作り続けていましたが、
ここ数年、リアル脱出ゲームの東京進出や、ヨーロッパ企画と井ノ原さんとの
コラボ公演など、にわかに東京との接点が多くなり
様々な在京クリエイターと仕事を共にする機会が増えました。

とにかく彼らとの仕事は刺激が多く、もっといっぱい話をしたり、
密に仕事をしてみたいな・・・とひそかに思ってはいたものの、
数年前大阪に作った仕事場は小さいながらも環境至便、すこぶる快適で
近所の人や大家さん、不動産会社の人に至るまでものすごく優しい人だらけで、
そのことが自分の決心をずっと鈍らせてきていました。
快適な制作環境ってなかなか得難いし、けっこう大事です。
東京はまあ、必要な時だけ行けばいいし・・・。

しかし、その状態で気がつけば数年が経ち、増えた仕事量に体が慣れて、
気持ちに余裕が出たある日、突然その安定感が嫌になりました。
とにかく音楽を作るのが好きなだけの僕は、
出来る限り色々なジャンルの音楽を、出来る限りたくさん作りたいと思っていて、
ようやく最近それが叶うようになってきたけど
いくらなんでも、ちょっとゆっくり昇りすぎだ。
こんなんじゃ、やりたいこと全部やりきる前に年をとっちゃう。
なんかもう、今平和すぎてだめになりそう。もっともっと、強いやつに逢いたい!
そう思った時に、あの天才クリエイターの密度が異常に高い東京へ
行きたいという思いが再び強くなりました。

そしてそれからしばらくは、東京へ足を運ぶ機会を増やしてみたものの、
なんせ東京に来ている間は、仕事がなにも出来なくなります。
モバイルで出来ることにも限界があって、
やっぱり仕事場のスピーカーと鍵盤の前に座らないと始まらない。
そして、気になる締め切りはいつも山ほどあるので、
東京に行っても、用事済ませたら新幹線で日帰りダッシュ。

じゃあとりあえず仕事場移してみようか?もう9割が東京からの仕事なんだし、
それなら東京に住んでもどうにかなるんじゃないか、と思ったのでした。

その決断をふっと加藤くんに話したらそっと背中を押してくれて、
いつも一緒に楽しく仕事をしているSCRAPが、最後のダメ押しをしてくれました。
東京に行かない理由がもうなくなってしまった。

そして晴れて、東京に「Studio110 Ver.2.0」が誕生したわけです。
いやまだ何もないただの部屋だけど。カーテンすらついてないけど。
でも緑が多くて、なかなかよいところです。

京都タワーに足が生えたような性格の僕ですが、東京のみなさまこれからどうかよろしくお願いします。
そして、京都でも仕事があるので、ちょくちょく帰ります。
なんせ実家もありますから。

とにかく僕は常々、「音楽の力」で人々の心を動かしたいと思っています。
生活に音楽があることで、人は救われるし、明日への活力が生まれます。
映像に適切な音楽が入ることで、心の動きや、匂いまで表現することができるし、
その世界は数倍リアルでドラマチックになります。

いま音楽業界は不景気だと言われていますが、
「音楽の力」は別に少しも衰えちゃいません。
ただ、この閉塞感の中、その力をちゃんと人に伝える前に、権利や対価を要求するミュージシャンが増えてきたような気がします。
焦ったらダメ!そんなことでは、今の世の中にある様々な楽しいものの中に、音楽は埋没して消えてしまいます。
必要のないものに、お金を払う人なんていません。
みんなでもっと、「音楽の力」を世の中に伝えましょう。

僕は、そのために東京に来ました。
しばらくは、ここを拠点にがんばってみます。
| お知らせ | 16:02 | - | trackbacks(0)
ソロライブ2012終了、そして色々思ったこと
JUGEMテーマ:音楽

2012年12月29日(土)MUSIC SHARE vol.8@BlueEyes
無事ライブ終了しました。
音楽を愛する人達が集まったすばらしいイベントでした。
お越しくださった皆様、ありがとうございました!
たくさんの差し入れも嬉しかったです。

2012年12月29日(土)MUSIC SHARE vol.8@BlueEyesの写真

ライブで自分の曲を演奏して、終了後に色々な人と話をしているうちに、思い出した。

僕はジャンルなど一切関係なくあらゆる音楽が好きで、
その中にはあまり一般に理解されないようなものとか、なんとなくネタ扱いされているものや、苦手意識を持っている人が多い音楽も含まれている。
それらの音楽がもっている素晴らしさを、
何とか誰にでもわかるように紹介できないだろうかといつも思っている。

どんなにアバンギャルドな音楽であっても、誰かから支持されているようなものには、とびっきりポップな瞬間が含まれている。
そして気持ちよくてエキサイティングな・・・ものであることはもちろん言うまでもない。

僕の音楽は、それらのまだまだ知られていない音楽に触れてもらうための、「きっかけ」「入口」でありたいと、常々思っている。
僕はマニアックな音楽が大好きだけど、マニアックな音楽はやらない。
いや、正確にはできないといったほうが正しいけど。

何が面白いのかが、聴いた瞬間にわかって、お客さんの笑う顔が見えて、そしてさらに何度も深く聞いてもらうと、いつの間にか今までは興味なく通り過ぎていたような音楽の魅力と秘密に気づくような、そんな音楽を作っていたい。

理解できるものが増えて、損することなんて、なにもない。
新しい体験には、人生をおもしろくするための気付きがたくさん含まれているから。

最後になりましたが、今回のソロライブをする理由になった素晴らしいイベントに誘ってくださったOVERROCKETの本田みちよさん、リハや撤収もサポートしてくださった同じくOVERROCKETの渡部高士さん、いつも応援してくださり、今回も大変お世話になりましたBlueEyesのみなさ ん、最初から最後まで面倒みてくださったタニタクさん、とてもシンパシーを感じた共演者のBeat Takashiさん、fantaholicの佐藤多歌子さんと高橋浩貴さん、森崇さん、本当にありがとうございました。

今年は自分のメインである制作の仕事も今までになく充実して、新しいことを試す場所や自分の考えを話す機会にも恵まれたとてもよい一年でした。
いやー、楽しかったなー。

来年もこんな感じで、流れには任せつつ、必要な局面で自分の力を200%出せるような、そんな一年にしたいです。
いつのまにか年末のご挨拶になってきつつありますが、お世話になった全ての皆様、今年もありがとうございました!
来年も何かお役にたてることがあれば嬉しいです。
良いお年を!
| 活動の記録 | 02:27 | - | trackbacks(0)
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