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リアル脱出ゲームの音楽制作秘話 その1(by スタッフS)
スタッフSです。

今日は、リアル脱出ゲームの音楽や効果音がいかにして出来ているのか
伊藤さんに色々と話を聞いてみました。


そもそも伊藤さんは、リアル脱出ゲームの主催者である
株式会社SCRAPの代表『加藤隆生』さんとは
音楽を通じて知り合い、ロボピッチャーというバンドや
コヨダレ探偵事務所という謎解き音楽ユニットを結成し、
かれこれ十数年来の友人でもあります。
 

ロボピッチャーライブ
 

スタッフS調べによると、『あとは伊藤君に任せておけば、
ちょいちょいっとなんとかしてくれるよ』という彼の口癖からも伺えるように、
加藤さんにとって、伊藤さんはまるでドラえもんのような存在。

ってことは、伊藤さんにとって加藤さんはのび・・・
いや、面白いことをとことん追求し合い、
互いに尊敬し合える大切な友人ってところでしょうか。

とまぁ、伊藤さんと加藤さんの関係がおおよそわかったところで、
本題に移りたいと思います。


子供の頃から大のゲーム好きだった伊藤さんは、
数十年前に発売され、今の脱出ゲームの元にもなっている
パソコンのアドベンチャーゲームが大好きで
小学生だったにもかかわらず、英語の辞書を引っ張り出してきて
謎解きを楽しんでいたそうです。



そのアドベンチャーゲームは6,7年前にインターネット上で
『脱出ゲーム』として現代風にアレンジされて復活し、
閉じ込められた部屋から、謎を解くことで鍵を見つけて脱出するという
わかりやすいストーリー、かつ複雑な謎が話題を呼び人気となって
広く親しまれるようになりました。

ある日、SCRAPの女子大生スタッフが脱出ゲームにはまっていると話すのを聞いて、
マニアックなゲーム×女子大生という、一見まったく縁のなさそうな組み合わせが
ぴたりとはまり、これをリアルにすれば面白いんじゃないかってことで
加藤さんが企画したのが『リアル脱出ゲーム』のはじまりだったとのこと。

そんなわけで伊藤さんは、大好きなアドベンチャーゲームをリアル化するという
加藤さんの面白い企画に賛同し、立ち上げの頃からリアル脱出ゲームに関わってきました。


リアル脱出ゲームは、2007年の7月に京都のカフェバーで数十人規模でスタートし、
回を重ねるごとに謎が人を呼び、あっという間に人気が出て
正式にイベントとしてスタートさせることになりました。


そこで広いホールへと舞台を移した記念すべき第一回『HEP HALLからの脱出』では
音楽や効果音を使って、さらにイベントを臨場感あるものにしようということで
伊藤さんに音楽制作のオファーが来ました。


現在も謎が解けたときに流れている
”トテトテーン(表現が乏しくてすみません(笑))”という効果音は
この時に出来ました。


加藤さんの発注文句は『イース(1987年発売 日本ファルコムのパソコンゲーム)の
宝箱が空いたときに出る音みたいな音を作って欲しい』だったそうです。


伊藤さんいわく、こんなマニアックな注文の仕方は
加藤君かヨーロッパ企画の上田君くらいだ(笑)とのこと。

確かに私にはこんな発注されても、なんのことやらさっぱりわかりません。


さらに、今現在もリアル脱出ゲームで必ず流れている
『ゲーム開始前に流す音楽』が欲しいと、HEP HALL本番直前に頼まれますが、
その時点で納品までわずかの時間しかありませんでした。



『高いクオリティを求められる中で、ごく限られた時間しかない。

考える時間ももったいないので、とりあえず手を動かした。』



伊藤さんは言います。


しかし、『注文に対して一番合う音を、瞬間的に探し出してくるのが得意だ。』
という言葉通り、発注された瞬間に、たくさんある音の中から
状況にぴったりなものを選び出し、そこからさらに音を重ね
緊張感や高揚感が高まるようなアイデアを散りばめていき、
結果、ゲームが始まるまでのドキドキそわそわした空間にすごく合う音楽が完成しました。


作曲(構想)から演奏(録音)を経て、完成(納品)まで
たったの10分というのが驚きです。


実際に演奏される時間よりも、制作時間のほうが短かったんですって!



いまやすっかり開始前のおなじみの音楽となっていますが、
上記のように作成時間があまりに短かったため、
本当は、いつか作り直したい・・・と思っているそうです。



これはこれで、伊藤さんらしいエピソードがある曲なので面白いですが
そう言われると、新バージョンを聴いてみたい気もします。


ちなみに、この曲の密かなるタイトルは『モリタカシ』だそうです(笑)
モリタカシ・・いや、森崇さんとはロボピッチャーのドラマーのことです。


森さんの作る音楽や彼自体を知っている人は
間違いなく『ああ!(笑)』と言うはず。


こんな風に、さまざまな効果音から会場に流れているメロディまで
ひとつひとつ、その場面に合うようにこだわりを持って制作し、
完成後は会場に足を運び、きちんと場面にマッチしているかどうか
可能な限りチェックをしています。
・・という名目で、こっそり謎解きに参加していることもあります(笑)


謎が難しすぎて、必死すぎて、音楽まで注意して聞けなかったよーという方も、
次の機会には良かったら耳を澄ませてみてくださいね。


さらに楽しさが増すかもしれませんよ。



(スタッフS)

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