2013.10.16 Wednesday
東京移転のおしらせ
単刀直入にお知らせします。
このたび東京へ仕事場を移転しました。
理由は、簡単に言うと「ちょっと気分を切り替えたい」ということですが、
複雑に言うと、そんな単純なことではありません。
これまでずっと地元密着で、毎日こつこつ音楽を作り続けていましたが、
ここ数年、リアル脱出ゲームの東京進出や、ヨーロッパ企画と井ノ原さんとの
コラボ公演など、にわかに東京との接点が多くなり
様々な在京クリエイターと仕事を共にする機会が増えました。
とにかく彼らとの仕事は刺激が多く、もっといっぱい話をしたり、
密に仕事をしてみたいな・・・とひそかに思ってはいたものの、
数年前大阪に作った仕事場は小さいながらも環境至便、すこぶる快適で
近所の人や大家さん、不動産会社の人に至るまでものすごく優しい人だらけで、
そのことが自分の決心をずっと鈍らせてきていました。
快適な制作環境ってなかなか得難いし、けっこう大事です。
東京はまあ、必要な時だけ行けばいいし・・・。
しかし、その状態で気がつけば数年が経ち、増えた仕事量に体が慣れて、
気持ちに余裕が出たある日、突然その安定感が嫌になりました。
とにかく音楽を作るのが好きなだけの僕は、
出来る限り色々なジャンルの音楽を、出来る限りたくさん作りたいと思っていて、
ようやく最近それが叶うようになってきたけど
いくらなんでも、ちょっとゆっくり昇りすぎだ。
こんなんじゃ、やりたいこと全部やりきる前に年をとっちゃう。
なんかもう、今平和すぎてだめになりそう。もっともっと、強いやつに逢いたい!
そう思った時に、あの天才クリエイターの密度が異常に高い東京へ
行きたいという思いが再び強くなりました。
そしてそれからしばらくは、東京へ足を運ぶ機会を増やしてみたものの、
なんせ東京に来ている間は、仕事がなにも出来なくなります。
モバイルで出来ることにも限界があって、
やっぱり仕事場のスピーカーと鍵盤の前に座らないと始まらない。
そして、気になる締め切りはいつも山ほどあるので、
東京に行っても、用事済ませたら新幹線で日帰りダッシュ。
じゃあとりあえず仕事場移してみようか?もう9割が東京からの仕事なんだし、
それなら東京に住んでもどうにかなるんじゃないか、と思ったのでした。
その決断をふっと加藤くんに話したらそっと背中を押してくれて、
いつも一緒に楽しく仕事をしているSCRAPが、最後のダメ押しをしてくれました。
東京に行かない理由がもうなくなってしまった。
そして晴れて、東京に「Studio110 Ver.2.0」が誕生したわけです。
いやまだ何もないただの部屋だけど。カーテンすらついてないけど。
でも緑が多くて、なかなかよいところです。
京都タワーに足が生えたような性格の僕ですが、東京のみなさまこれからどうかよろしくお願いします。
そして、京都でも仕事があるので、ちょくちょく帰ります。
なんせ実家もありますから。
とにかく僕は常々、「音楽の力」で人々の心を動かしたいと思っています。
生活に音楽があることで、人は救われるし、明日への活力が生まれます。
映像に適切な音楽が入ることで、心の動きや、匂いまで表現することができるし、
その世界は数倍リアルでドラマチックになります。
いま音楽業界は不景気だと言われていますが、
「音楽の力」は別に少しも衰えちゃいません。
ただ、この閉塞感の中、その力をちゃんと人に伝える前に、権利や対価を要求するミュージシャンが増えてきたような気がします。
焦ったらダメ!そんなことでは、今の世の中にある様々な楽しいものの中に、音楽は埋没して消えてしまいます。
必要のないものに、お金を払う人なんていません。
みんなでもっと、「音楽の力」を世の中に伝えましょう。
僕は、そのために東京に来ました。
しばらくは、ここを拠点にがんばってみます。
このたび東京へ仕事場を移転しました。
理由は、簡単に言うと「ちょっと気分を切り替えたい」ということですが、
複雑に言うと、そんな単純なことではありません。
これまでずっと地元密着で、毎日こつこつ音楽を作り続けていましたが、
ここ数年、リアル脱出ゲームの東京進出や、ヨーロッパ企画と井ノ原さんとの
コラボ公演など、にわかに東京との接点が多くなり
様々な在京クリエイターと仕事を共にする機会が増えました。
とにかく彼らとの仕事は刺激が多く、もっといっぱい話をしたり、
密に仕事をしてみたいな・・・とひそかに思ってはいたものの、
数年前大阪に作った仕事場は小さいながらも環境至便、すこぶる快適で
近所の人や大家さん、不動産会社の人に至るまでものすごく優しい人だらけで、
そのことが自分の決心をずっと鈍らせてきていました。
快適な制作環境ってなかなか得難いし、けっこう大事です。
東京はまあ、必要な時だけ行けばいいし・・・。
しかし、その状態で気がつけば数年が経ち、増えた仕事量に体が慣れて、
気持ちに余裕が出たある日、突然その安定感が嫌になりました。
とにかく音楽を作るのが好きなだけの僕は、
出来る限り色々なジャンルの音楽を、出来る限りたくさん作りたいと思っていて、
ようやく最近それが叶うようになってきたけど
いくらなんでも、ちょっとゆっくり昇りすぎだ。
こんなんじゃ、やりたいこと全部やりきる前に年をとっちゃう。
なんかもう、今平和すぎてだめになりそう。もっともっと、強いやつに逢いたい!
そう思った時に、あの天才クリエイターの密度が異常に高い東京へ
行きたいという思いが再び強くなりました。
そしてそれからしばらくは、東京へ足を運ぶ機会を増やしてみたものの、
なんせ東京に来ている間は、仕事がなにも出来なくなります。
モバイルで出来ることにも限界があって、
やっぱり仕事場のスピーカーと鍵盤の前に座らないと始まらない。
そして、気になる締め切りはいつも山ほどあるので、
東京に行っても、用事済ませたら新幹線で日帰りダッシュ。
じゃあとりあえず仕事場移してみようか?もう9割が東京からの仕事なんだし、
それなら東京に住んでもどうにかなるんじゃないか、と思ったのでした。
その決断をふっと加藤くんに話したらそっと背中を押してくれて、
いつも一緒に楽しく仕事をしているSCRAPが、最後のダメ押しをしてくれました。
東京に行かない理由がもうなくなってしまった。
そして晴れて、東京に「Studio110 Ver.2.0」が誕生したわけです。
いやまだ何もないただの部屋だけど。カーテンすらついてないけど。
でも緑が多くて、なかなかよいところです。
京都タワーに足が生えたような性格の僕ですが、東京のみなさまこれからどうかよろしくお願いします。
そして、京都でも仕事があるので、ちょくちょく帰ります。
なんせ実家もありますから。
とにかく僕は常々、「音楽の力」で人々の心を動かしたいと思っています。
生活に音楽があることで、人は救われるし、明日への活力が生まれます。
映像に適切な音楽が入ることで、心の動きや、匂いまで表現することができるし、
その世界は数倍リアルでドラマチックになります。
いま音楽業界は不景気だと言われていますが、
「音楽の力」は別に少しも衰えちゃいません。
ただ、この閉塞感の中、その力をちゃんと人に伝える前に、権利や対価を要求するミュージシャンが増えてきたような気がします。
焦ったらダメ!そんなことでは、今の世の中にある様々な楽しいものの中に、音楽は埋没して消えてしまいます。
必要のないものに、お金を払う人なんていません。
みんなでもっと、「音楽の力」を世の中に伝えましょう。
僕は、そのために東京に来ました。
しばらくは、ここを拠点にがんばってみます。